部長挨拶

 2022年度より部長を務めさせて頂いております芸術学部音楽学科の中村岩城と申します。よろしくお願いいたします。私は玉川大学芸術学科音楽専攻でオルガンを専門に学んでおりました。管弦楽団とはサン=サーンスの交響曲第3番オルガン付きで共演させて頂いたことがあります。
 本団は創立以来半世紀を越える伝統を持ち、その始まりは昭和34年に玉川学園の創立者小原國芳先生の、学生にベートーヴェンの第9を歌わせ本物にふれさせたい、という願いから、わずか十数名の団員で誕生したオーケストラでした。その3年後に玉川学園音楽祭で第9の第4楽章を演奏し、以来今日まで毎年大学の音楽祭で1年生全員による合唱と共に第9を演奏し続けています。そのほかでは、毎年意欲的なプログラムで挑む秋の定期演奏会、新入生のためのスプリングコンサート、入学式・卒業式での演奏など、大学行事を含み、玉川の音楽の中心として活動を続けています。2022年度からは常任指揮者として芸術学部音楽学科の野本由紀夫先生を再度お迎えして日々意欲的に練習を重ねております。                    ©千葉広子
 団員は楽器経験のある者だけでなく、大学で新たに楽器を始めた者やそれまで学んできた楽器とは別の楽器に挑戦する者と様々ですが、音楽に対する愛情では全員が誰にも負けないものを持っていると自負しております。今後も意欲的に活動が出来ることを願っています。

玉川大学管弦楽団

部長 中村岩城